フォーリーズ前回の『あんぱん』続編、今週の私的ハイライト!
劇中劇の演出&振付&演者は、我が出身劇団『ミュージカル劇団フォーリーズ』
=現『劇団イッツフォーリーズ』の先輩&後輩の面々!
今週に入ってグループラインは大盛り上がりでした!!!
またまた他人様のレビューを拝借、抜粋させていただきます。
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● 劇団員役の出演者たちは ホンモノだった!!

 嵩が関わることになった作品は「見上げてごらん夜の星を」。

 定時制高校に通う男5人と昼間の高校に通う女性ひとりが勉強とはなにか働くとはなにかなぜ夜なのかなぜ昼なのか考えながら青春をおくる物語をミュージカル仕立てにしたもの。

 ここで出演者たちがものすごくいい感じに動いていて、これは舞台のプロだなと思った。クレジットを見ると、ハルエ(田中愛実)、井村(吉田雄)、上田(半澤昇)、佐川(宮村大輔)、サツキ(茂木沙月)、スタッフ(森山真衣)、劇団員1(志賀遼馬)、劇団2(堀内穣)は皆さん、劇団イッツフォーリーズのメンバーだった。ミュージカル指導は本藤起久子。このハルエ、井村……という名前は役名だ。

 このイッツフォーリーズは「作曲家・いずみたくが1977年に創ったミュージカルを専門に上演する劇団」。いせたくや(大森元貴)のモデルいずみたく本人が創った劇団ってそりゃホンモノである。動きがよくて、全員の息が合っていいのも当然だ。

 この劇団が1960年に上演した、星空の下で勉強する若者たちの物語・ミュージカル『見上げてごらん夜の星を』(いずみたくが永六輔と作り、伊藤素通とリリオリズムエアーズが出演したミュージカルのリメイク版)が劇団のサイトで見逃し配信されている。

 見てみたら、いずみたくの楽曲が名曲ぞろいで、聞き心地が良かった。物語の舞台は高度成長期。そこは『ひよっこ』(2017年度前期)に近いかも? 第98、99回に出てきた『勉強のチャチャチャ』も歌って踊っていた。どうして、夜に勉強するの?という疑問を歌った歌もあった。(中略)

 稽古ではいせたくやが厳しい。「歌入り芝居になってるよ」と歌に必然性がないといけないと言う。

 これはいわゆるタモリがよく言っていた、ミュージカルは唐突に歌になるというものだろう。それが違和感でミュージカルを敬遠する人も少なくない。でも本来ミュージカルは芝居と歌が分離してなくて、心情を歌にするものなのだ。それがうまくいっていたら自然に受け入れられると当事者たちは信じている。(中略)

 それが『見上げてごらん夜の星を』。

 さすがプロ・大森元貴。すてきな歌声。劇団員が背後の装置をどかすと、上から小さな無数の電球が降りてきて、星になる。そのまま、本番がはじまる。のぶと嵩は客席でミュージカルを堪能した。

 「撮影を見学に訪れたいずみたくさんのご親族が、いせたくやのシーンを見て涙していた」と倉崎憲チーフ・プロデューサーが語っていたが、それがこのミュージカルのシーンだ。

 この歌を歌っていた坂本九が日航機墜落事故で亡くなったのが40年前の1985年8月12日だった。
2025/08/15(金) 15:15 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)

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